国政報告(第390号)

 27日(木)の東京は暑さも一服し、戻り梅雨のようなどんよりした一日でした。午後には民進党の蓮舫代表が辞任表明し、夜には稲田防衛大臣が辞意を固めたとのニュースが流れました。2日(日)の都議会議員選挙の大敗以来、内閣支持率が大きく低下し、政府・与党の一員として、国民の皆様にきちんと向き合えているか、反省しています。24-5日(月-火)の衆・参予算委員会の閉会中審査で一定の説明責任を果たしたとは思うものの、引き続き緊張感を持った対応が必要と痛感しています。一方、ゲリラ豪雨の影響で、富山県始め各地で被害が続発しており、関係の皆様にお見舞い申し上げ、復旧に努めて参ります。

 先週末の22日(土)は、党氷見市連支部と合同で、氷見市の薮田地区明和地区にて市政・県政・国政報告会を開催しました。薮田県議、萩山市議、松原市議、上坊寺市議がそれぞれ活動報告を行い、出席の皆さんからは、道路改良など公共施設整備の要望や、高齢化が進む中での公共交通の在り方などコミュニティを維持する方策について意見が出されました。県議・市議が自らの地域課題を把握し、問題意識を高めて活動している姿にも感銘を受けました。

 23日(日)夕刻の渡辺県議会副議長の就任祝賀会に出席の後、最終のはくたか号で上京し、24日(月)は県立高岡西高校2年生の皆さんの国会見学を受け入れ、ついで、地すべり・がけ崩れ対策の県議会議長会の会合に出席しました。今冬の南砺市利賀地域の融雪に伴う斜面崩落の際の国当局の迅速な対応と適切な助言に御礼申し上げ、総合的な土砂災害対策の必要性を提起しました。

 25日(火)は、砺波市と南砺市の新年度予算要望を受け、陸上自衛隊富山駐屯地の拡張事業の進捗を図るため、一緒に防衛省を訪問、要請してきました。党富山県連の武田政調会長始め各支部の政調会長も上京されており、夜の懇談会は少しづつ顔出ししました。

 26日(水)は、朝一番で砺波市議会自民会の皆さんの激励を副大臣室でお受けした後、36回目の出張にて、東北新幹線を利用し、宮城県名取市と気仙沼市に出向きました。名取市では甚大な津波被害を被った閖上(ゆりあげ)地区でも、盛土した地盤上に建設された高層の災害公営住宅が今月から入居開始となり、来春の小中一貫校の開校に向け、校舎建設が急ピッチで進んでいました。山田市長始め皆さんから初めて地区の将来構想のお話も聴き、復興の進展を実感しました。ついで、小泉進次郎代議士から紹介頂いた(株)気仙沼ニッティングの御手洗瑞子社長を訪問し、気仙沼の女性の皆さんに「手編み」の仕事を提供し、地域の生業再生に一役買っている取り組みを伺いました。被災地再生のために、地域外から入って下さる若い力に感謝しつつ、復興から創生へと東北が力強く前進するよう、復興庁も努力していかなければ、と思いを新たに帰京しました。

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