国政報告(第400号)

 平成21年8月の総選挙での初当選以来、毎週一回続けてきた国政報告も本号で400回になりました。ちょうど、11月1日(水)で4期目の最初の特別国会(第195回国会)のスタートと重なることとなりました。これからもこのペースで、国政で見聞きしたこと、自分の日々の活動を綴っていきたいと思います。

 先週の10月27日(金)は、総選挙後初めての役員連絡会に陪席した後、副幹事長会議がありました。我が党は解散前の284議席を確保する結果となり、自公与党で引き続き衆議院の議席の3分の2を占める事となりましたが、この結果は野党の分裂や希望の党の失速に助けられた面が大きいと思われます。会議でも、結果に奢ることなく、最近の政府・与党に対する批判を真摯に受け止め、緊張感を持って政権運営に当たる方針が示されました。

 与野党間でまず問題となったのは、特別国会の会期と委員会の質問時間の割り振りです。6月中旬に通常国会を終えてからは、閉会中審査で予算委員会等が開催されたものの、8月に内閣が改造されてからは十分な質疑があったとは言えません。このまま年内に国会で議論をしない訳には行かないという認識が我が党にもあり、特別国会の会期延長か臨時国会の召集が必要との姿勢でした。結局、与野党協議により、特別国会の会期を12月9日(土)までの39日間と長く取って、第4次安倍内閣の所信演説、代表質問、予算委員会での質疑等が行われることになったのは良かったと思います。

 一方、質問時間の割り振りについては、我が党が野党時代に要求して、与党2対野党8の割合にまで野党側に有利な運用となっています。しかし、議員一人一人の立場に立てば、有権者の負託を受け、自分の問題意識を立法府で質問の形で披歴し、行政府の制度・政策に反映させるのは基本的な務めであり、質問の経験が議員の成長につながることは、私も野党時代の経験から痛感するところです。当然、野党側への配慮はあってしかるべきですが、与野党の比率はせめて3対7にはすべきと思います。与党議員であっても、内閣に入っていない時は年に2~3回は質問の機会が与えられるべきで、この点野党側にも理解頂きたいところです。ちなみに私は野党時代の3年3か月で70回以上質問に立つ機会を頂け、今日の議員活動の土台となっています。

 先週末は28日(土)に夏野射水市長の市長選に向けた事務所開き県幼稚園・認定子ども園大会に出席し、週明けの30日(月)は長岡市で8月に急逝された長島忠美元復興副大臣・衆議院議員を偲ぶ会に参列の後、上京しました。本日1日は、朝に全国史跡整備市町村協議会(全史協)臨時大会に出席の後、本会議に臨み、大島議長、赤松副議長を選出の後、首班指名にて第4次安倍内閣が発足しました。次号からは、特別国会の推移を報告していきます。

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