国政報告(第586号)

 先週の14日(水)に北陸地方が梅雨明けとなり、照り付ける日射しの下、暑い毎日がやってきました。地元では、18日(日)に党県連の支部長・幹事長会議が開かれ、今秋の衆議院総選挙に向けた体制の構築が了承されました。席上、1区の田畑先生、2区の上田先生に続き、3区の支部長として選挙に向けた決意の挨拶をしました。「地方から始まる、新しい国のかたち。」という、政治信条の初心に立ち帰り、アフターコロナの我が国で真に地方創生を成し遂げるため、努力を続けたいと誓いました。

 これに先立ち、4日(日)投開票の高岡市長選で推薦候補の当選を果たせなかったこと、出席の皆様に支援の御礼と併せてお詫びしました。前号でも綴った通り、分裂選挙を招き、民意をつかめなかったことについて、自らの至らなさを痛感し、反省の上に姿勢を正して進みたい旨、申し述べました。会議の後、3区の県議・支部長・幹事長に残って頂き、高岡以外の5市の方々に改めて御礼とお詫びの気持ちを伝えました。現在、党高岡市連にて、選挙の総括と今後の対応を協議されており、その推移を見守りながら、まずは、今果たすべき職責をこなしていく所存です。

 東京では、13日(火)、私が事務局長を務めている「街の酒屋さんを守る議員の会」の緊急総会が開催されました。コロナウイルス対策に関し、9日(金)、政府で酒類の提供自粛要請に従わない飲食店に対する金融機関や酒販業者の行動を制約する動きのあることが判明し、現に、酒販組合には通達が発出されました。度重なる外食の制限で、売り上げの減少に苦しむ酒販店の皆様に対し、さらに取引自粛を求めることになりかねず、業界の皆様から厳しい抗議の声が上がりました。党側でも政府から事前の説明も無く、社会経済活動を混乱させかねないと厳しい批判の声が上がり、田中和徳会長の判断で急遽開催の運びとなりました。席上、全国小売酒販組合中央会の吉田会長から抗議のご挨拶があり、出席議員からも厳しい意見が出て、通達の撤回と酒販店への更なる支援を求めることで、対応を会長に一任しました。各方面への働きかけで、同日夜に通達は撤回され、支援策の充実も政府で検討されることになりました。

 12日(月)から東京都に再度緊急事態宣言がなされるなど、デルタ株を主体に感染者数が拡大しています。ワクチン接種の効果で高齢者の感染は抑止され、重症者の割合も少なくなったものの、若年層の感染が顕著で、40~50歳台の方は重症化リスクがあるなど、もう一段の警戒が必要です。23日(金)に東京オリンピック開会式を控え、国民の信頼を揺るがせないよう、細心の注意が必要な時期だと思います。自治体から心配の声が上がったワクチン供給を円滑に進めるとともに、様々な対策について、手戻りや情報の混乱を生じさせないよう、政府・与党の一員として注意していきます。

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