国政報告(第679号)

 北陸地域も梅雨入りし、いつの間にか街角の紫陽花が鮮やかな候となりました。国会では、9日(金)に参議院で入国管理法改正法案が成立し、衆議院ではLGBT理解増進法案が内閣委員会で修正可決されました。残る重要法案は防衛予算確保法案で、今週の与野党折衝の焦点です。これに関連して、衆院解散の可能性が報道で取り沙汰されており、週末地元に戻った際も説明に苦慮しました。今週中に先行きは見えるものとは思いますが、まずは目前の予定を粛々こなすほかありません。党団体総局長として、党勢拡大のお願いに都内の各中央団体を訪問する活動に携わっており、半日づつ、今日(12日(月))で3回こなした次第です。

 先週に戻って、6日(火)は「かりゆしの日」として、党役員連絡会には沖縄由来のかりゆしウェアで出席しました。夕刻にはホテル・ニューオータニにて県人会の懇親会が4年ぶりにフル・スケールで開催され、朝乃山関も参加されて大いに盛り上がりました。8日(木)には、党OIST(沖縄科学技術大学院大学)議連が開かれ、1日(木)に就任されたカリン・マルキデス新学長の抱負を伺うとともに、インキュベーション機能充実のために文科省・経産省の競争的資金を獲得した旨、報告を受けました。夕刻にはスウェーデン人の新学長誕生をお祝いして、同国大使主催の夕食会があり、議連の細田会長(衆院議長)ほか皆さんに同行、参加しました。理研など国の主要研究機関の理事長方も出席され、OISTのネットワークの拡大に有意義なひと時でした。党東日本大震災復興加速化本部事務局長の立場で、福島県浜通りに4月に開設され福島国際研究教育機構(F―REI)にも、OISTの豊かな運営経験を学ばせてもらいたい旨、発言しました。

 「骨太の方針」については、8日午後の党政調全体会議で実質的な議論がスタートしました。政府側の説明と、各部会長の発言で、会議時間の1時間半が経過してしまい、後に予定をもっていたため、発言せずに退席しました。総論部分では、経済を成長させながら財政も健全化するとして、主要歳出の目安(社会保障、地方財政、その他の3分野)については一昨年、昨年を踏襲するとしており、私はこの案に賛成の立場です。足元では物価動向が予断を許さず、為替・金利の動きも注視すべきであり、経済の方向性が定まらない現状では、従来の方針をもう一年堅持し、もともと方針を見直すとしていた来年度に向けて取り組みの検証を進めるべきと考えます。

 週末の地元では、10日(土)に党高岡市連氷見支部の総会慶友会役員会に出席し、11日(日)には第三選挙区内の市議の同志の皆さんで結成頂いている慶政会の総会と、県薬剤師会の総会に出席しました。「解散は無いと思うが、まさかの時はどうかよろしくお願いします。」との苦しい挨拶を連発した次第です。

カテゴリー: 国政報告 パーマリンク