2026年7月

国政報告(第832号)

 17日(金)に延長された国会は、24日(金)夜、最後に残った副首都法案が参院で可決成立し、衆院も午後10時50分から本会議で閉会手続きを終え、25日(土)に閉会しました。内閣提出案件は法律64本、条約12件が全て成立しました。議員立法も私の関わった運輸事業振興助成法、郵政民営化法の改正法を含め、順次成立し、全体として成果が挙がったと評価しています。一面、参議院が与党過半数割れの状況で、副首都法案のように野党側に丁寧に働き掛けなければならない場面があり、予算委員会を巡って何度か審議が滞るなど次期国会に向けた留意点もあります。先週来、内閣支持率が低下したのも、国会運営が影響したのでは、と見ています。また閉会後は、国民の皆様が望む物価高対策について、食品消費税減税の結論も含め、早期に明確な方針を示すべきだと思います。

 連休明けの21日(火)朝、金沢市にて会長を務める金沢福光連絡道路整備促進期成同盟会総会に出席しました。冬季間通行止めの県境部について、待避所整備と併せてトンネル掘削によるバイパス整備の可能性が調査されています。未だB/Cは十分ではありませんが、城端スマートインター開設、インター周辺でのプレイアースパーク建設に加え、福光南部地域でデータセンター事業も動き始めるなど、事業効果が高まる要素が出てきており、粘り強く運動していきます。

 東京では22日(水)に地元市の要望活動が集中し、出町高岡市長に同行して国交省の沓掛道路局長への能越自動車道整備促進要望、上田英俊政務官への高岡北環状道路事業早期着手要望に伺いました。砺波市、射水市の関係者の皆さんとの懇談会にも出席しました。23日(木)は東海北陸道・東海環状道の建設促進大会に出席し、新田知事ほかご挨拶の後、四車線化の早期実現に向け、飛騨トンネルなど未着工区間の着手などを含めて祝辞を述べました。同日、全国都道府県議長会からも筱岡副会長始め皆さんが要望に会館事務所に来室され、地方財政の充実など努力する旨お答えしました。

 現在、農林水産分野では、クロマグロの漁獲割り当てと備蓄米の買い入れが喫緊の問題となっています。クロマグロは資源管理のため各国で協議の上、漁獲量を設定しており、今月、長崎市で会合が開かれました。資源量が順調に回復していることから、我が国が主導して漁獲枠の拡大を目指しましたが、合意寸前にメキシコが本国の指示で態度を変え、合意に至りませんでした。クロマグロは現在、各地で豊漁となっており、早期の対応が必要です。党水産部会でも水産庁と外務省が協力して対応するよう決議されました。備蓄米については次号で報告します。

 地元では25日(土)、髙倉可明氏の叙勲祝賀会に出席したほか、野上参議院議員、筱岡、山本両県議と小矢部市議会議員立候補予定陣営の激励に回りました。暑さ厳しき折、皆様にはご自愛下さい。

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国政報告(第831号)

 国会は会期末を迎えた17日(金)、衆院本会議の議決で25日(土)まで8日間延長されました。終盤に焦点となった法案のうち、皇室典範の改正と国旗損壊罪を設ける法案は17日に参院で成立し、現在、内閣提出法案のうち、厚労省、国交省の2本が残っているほか、議員提出の副首都法案が参院で未審議の状態です。今回の延長で、この3本の法案を成立させるべく、週明けの21日(火)から参院を舞台に与党として努力しなければなりません。今週は15日(水)に党首討論、17日午後に参院予算委員会の集中審議があり、高市総理が出席されました。この後、衆院の予算委員会の集中審議も予定されるなど、与野党の国会対策委員長間では国会の円満な運営に向けて精力的に協議されています。個々の案件の議論を進める上で、会議の持ち方という「手続き」は枝葉の話のようですが、ここを如何に慎重・丁寧に進めるかが来週の焦点だと思います。

 私の所属する衆院総務委員会は案件審議を終えて動きは無く、東京ではもっぱら党での活動となっています。併せて、新年度予算編成に向けて、第三選挙区各市の主要な要望事項について各省の検討状況を確認しています。13日(月)、座長を務める「郵便局や診療車等を活用したオンライン診療促進プロジェクトチーム(PT)」にて、関係団体や山口県周南市の高瀬郵便局での取り組みについてヒアリングしました。このPTは、へき地や過疎地での医療アクセスを改善するため、既存の郵便局や診療車を活用したオンライン診療の普及を推進する目的で設けられました。地域の拠点病院や医療関係者、自治体、郵便局など関係者の連携を大切にしながら、予算・制度面での必要な後押しにも努めたいと思います。

 14日(火)は、朝に超党派の日豪議連でシーラー次期駐日大使の講演を聴き、午後から「街の酒屋さんを守る国会議員の会」で司会を務め、公共交通議連にも出席しました。夕刻はフランス大使館のナショナル・デー(巴里祭)に立ち寄り、エレン大使とフランス留学経験者である片山財務大臣のスピーチを聴きました。15日(水)は「軽自動車の会」と業界との懇談会、16日(木)は富山まで日帰りで全国配置薬協会の総会に出席しました。また、16日朝に出席した党水産部会では、クロマグロの国別漁獲枠拡大の協議がメキシコの反対で不調に終わった経緯の報告があり、富山を始め各地で豊漁のため苦慮している現状に照らし、政府に一段の努力を求める声が強く上がりました。

 地元に戻って18日(土)には高岡地区後援会総会を開催し、石破内閣で官房副長官として得難い経験ができたことについて、御礼の気持ちを込めて報告しました。「地方から始まる、新しい国のかたち。」、すなわち地方創生の実現にもうひと頑張りすることを誓いました。延長国会の実が上がるよう念じつつ、来週に臨みます。

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国政報告(第830号)

 先週末5日(日)の砺波市油田地区でのミニ対話集会では、中東情勢への対応、食品の消費税減税の検討状況、子どもたちを巡る授業時間や不登校の問題など幅広い話題での対話となりました。子どもたちがSNSとどのように付き合っていけば良いのか、世界各国で議論されており、政府や党でも意見は様々です。まずはガイドラインを定めて事業者の自主的努力を求めることから始めるようです。

 集会では野党が審議に応じない国会運営についても質問が出ました。与党側が衆議院の定数削減法案を次期国会に先送りし、党首討論と総理出席の予算委員会を開催する方針を示し、週明け7日(火)から審議が再開され、10日(金)には皇室典範改正案が衆院本会議で可決、参議院に送付されました。国民の皆様には国会審議を巡る与野党の動きが分かりにくい事と思います。審議をどこまで尽くすのか、また、政府が答弁でどのように説明責任を果たすべきかについて、日々与野党が議院運営委員会や国会対策委員会で協議し、円満な運営に努力していることは確かです。時には「駆け引き」だと批判されますが、今回も膠着状態の打開に、お互いに譲り合って正常化したものと思います。週明けから17日(金)の会期末までの5日間で、残る内閣提出法案と副首都法案を成立させることができるかが焦点で、さらに調整が続くものと思います。

 6日(月)、党東日本大震災復興加速化本部から谷本部長に同行し、福島県に出張しました。原子力災害からの復興が本格化する浜通りの双葉町に今春、復興庁の現地出先機関として開設された「復興浜通りセンター」を訪問、意見交換しました。センターには40人を超える職員が配置され、現地で生活しながら住民の帰還促進、地域の復興に取り組みます。いわば「住民目線」に立って、必要な施策を提案、実行していく訳で、買い物環境や自治体間の公共交通の充実など課題を身近に感じながら業務に取り組まれていました。隣接する東日本大震災・原子力災害伝承館、福島県復興祈念公園も訪問し、午後は浪江町に整備された乳牛を飼育し生乳を生産する大型牧場「シャインコーストファーム」を見学しました。将来は1300頭の乳牛を飼養し、1日約30トンの生乳を出荷する計画で、災害で失われた畜産を復活させる拠点となります。

 現地の新しい動きを感じながら福島県庁で内堀知事に面会し、過日総理・関係大臣に本部から申し入れた復興に向けての「第15次提言」の概要を説明しました。知事から住民帰還、廃炉、中間貯蔵施設の除去土壌の処分など重要課題の着実な解決を要望されました。

 10日、上京された党福岡支部の皆さんと懇談の後、11日(土)は地元で夏野砺波市長の後援団体総会、12日(日)は県地方議員連絡協議会主催の「憲法改正座談会」に出席しました。国会は最終盤、審議の行方を見つつ、新年度予算編成の情報収集に当たります。

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国政報告(第829号)

 先月27日(土)の党県連政治学校入校式の後、同期の齋藤健議員に講師を務めてもらいました。過去の石油危機の際に、先人が苦労して石油備蓄体制を築き上げ、今回大いに役立っている事など、党の七十年の歴史の中で責任感をもって我が国のかじ取りを担ってきた経緯を話して頂きました。とりわけ、ご自身が最初の補欠選挙で当選できず、政治の道を続けるか迷っていた時に、「この国のために、是非頑張れ」と背中を押す電話をもらったエピソードは聴講した方に感銘を与えたと思います。

 28日(日)は、松村謙三先生と父君(中曽根康弘元総理)が交流のあった中曽根弘文先生を高岡にお招きし、年一回の時局講演会を開催しました。ご自身が尽力されてきた憲法改正と皇室典範という二つのテーマでお話し頂きました。現在定められている皇位継承のルールを説明された中で、後に先生が「言葉が適切でなかった」とされた部分がありましたが、憲法改正の四つの論点など、全体として事実に基づき、正確で分かりやすい講演でした。

 国会は、定数削減法案と副首都法案の扱いを巡り、野党が全ての案件の審議に応じず、不正常な状態となっています。1日(水)には森衆院議長が皇室典範改正案の審議を最優先に進めるよう要請し、協議されています。東京の日程に影響が出ない形で、1日と3日(金)に地元の6市役所を訪問し、新年度に向けた重点要望を伺いました。高市内閣では、令和9年度予算から補正予算の中身を緊急やむを得ないものに絞り、当初予算での対応を原則とする方針であり、自治体側でも早期の備えが必要な旨、お伝えしました。

 さて、この間、中東情勢に触れる機会がありませんでしたが、フランスでのG7会合と期を一にして、アメリカとイランが6月15日(月)に戦闘終結等に関する覚書に合意した旨発表されました。その後も散発的な攻撃の応酬が見られ、ホルムズ海峡の安全航行も万全とは言えない状況ですが、原油価格は3月以前の水準に落ち着いてきてスタンド価格を170円/Lに抑える国の補助金も5円/Lを切る所まで減額されています。関連製品の目詰まり解消の取り組みと併せて、社会経済活動に支障が生じないよう、政府において引き続き対応していきます。戦闘終結に我が国や欧州諸国がどの程度寄与したのか、明確ではありませんが、G7会合と合意時期が重なったことも偶然ではなく、平和への想いを共有する諸国が連携して粘り強く発信していく外交努力は大切だと思いました。

 週末の4日(土)は党射水市片口支部総会高岡商工会議所青年部60周年記念式典に出席、5日(日)は砺波市油田地区での第40回ミニ対話集会の後、武田県議後援会総会筱岡県議会議長就任祝賀会に出席して新幹線で福島県郡山市に向かいました。対話集会の内容と6日(月)の福島出張については次号にて報告します。

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