国政報告(第263号)

 雪の北陸、冬晴れの東京という季節ですが、ここ二日は東京も冷たい雨模様です。先週末は16日(金)に通常国会に向けて最初の議院運営委員会の理事会があり、引き続き議事進行係(呼び出し)を務めることになりました。原稿を大きな声で読み上げるだけなのですが、大事な本会議の進行に支障を来さないように、と思うと毎回緊張して臨むことになります。事前の下読みを励行し、頑張っていきます。

 18日(日)に民主党の新代表に岡田克也氏が選出され、党人事が進むのを待って21日(水)に2度目の議運理事会が持たれました。初日の26日(月)に26年度補正予算に係る財務大臣の財政演説を行い、27日(火)に各党の代表質問を行うことが決まりました。補正予算を審議する衆院予算委員会は29日(木)からスタートし、2月冒頭の成立を目指します。新年度予算は2月半ばに内閣から国会に提出される見込みで、私たち与党国会対策委員会とすれば、年度内成立に向けて汗をかいていく毎日となります。

 これに先立ち、19日(月)に金沢市内の新年あいさつ回りを済ませた後、昨年春に竣工した南砺市の上平小学校を見学しました。県産材をふんだんに使った校舎は木のぬくもりがあり、機能的に配置された教室で上平・平地区の89名の児童の皆さんが過ごしています。溝口校長先生にお話を伺うと、地域の皆さんの温かい見守りの下、子どもたちは獅子舞など地区の行事もこなしながら素直にすくすくと育っているとのこと。「地方創生」の原点の一つがここにあると感じました。

 20日(火)は党富山県連から米原代行ほか役員の県議の皆さんが上京され、石破大臣、谷垣幹事長ほか党三役に、新年度に向けた富山県の重要事項を要望しました。今般の国の地方創生関連施策には、都会から地方に移転する企業に対する税制上の優遇措置や、各自治体に配賦される自由度の高い交付金が盛り込まれています。県連側もこれらを高く評価するとともに、国の積極的な取り組みが継続するよう強く求めました。富山にすれば、新幹線の開業と時を同じくしての地方創生の取り組みを生かし、大いに飛躍したい所で、宮腰県連会長を先頭に、私たち地元国会議員も努力していきます。

 21日には、南砺市議会自民クラブの才川会長始め皆さんが上京され、各部会単位での見学会・勉強会の後、党本部にて福井照地方創生実行統合本部事務局長の講演を一緒に聴きました。国民一人一人が自分の故郷(ふるさと)に向き合い、地方への若い世代の定住・移住と子育てを応援する土壌を作ることが大切との熱弁に一同元気づけられました。翌22日(木)には、南砺市が富山市などとともに地域再生計画の認定を受け、田中市長が認定書授与式に出席されました。地域の元気は国の元気の源との想いで、私も新年度予算の省庁レクを受けながら、来週からの通常国会に臨みます。

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