国政報告(第666号)

 先週末は季節外れの暖かさとなり、気が付いたら、我が家の雑草もはや目立つ位に伸びていて、一足早く草むしりをしました。国会は、参院予算委で新年度予算案の審議が進み、衆院でも10日(金)に文科委で大臣所信に対する質疑を行い、内閣提出の私学学校法改正案の趣旨説明も聴取し、今週から法案審議を進めます。

 前号末尾で記載した事柄について、まず、日韓間の徴用工問題については、韓国政府から元徴用工の方々に対する金銭負担を自らする案が出され、我が国の立場に歩み寄った形になりました。日本政府としても、従前通り、過去の出来事への反省を維持しつつ、両国関係を発展させる取り組みを進めることで、今週末にも首脳会談が実現する見通しです。今後、北朝鮮に対し、日米韓の連携を強化することはもとより、日韓両国間の懸案の解決促進が期待されます。

 H3ロケット1号機の打ち上げ失敗は残念でした。とりわけ、人工衛星として搭載していた「だいち3号」も失われる結果になり、その価格は280億円に上るそうです。ロケット2段目の電気系統の不具合が原因との事ですが、その究明と再発防止、そしてロケットの信頼性を高めつつ、高価な衛星を最初から搭載する事の可否も良く吟味してほしいと思います。

 9日(木)、10日と黒田総裁の下で最後の日本銀行の政策決定会合が開催され、これまでの金融緩和策が維持されました。植田新総裁の下で、4月の会合でどのような判断が示されるか、注目したいと思います。消費者物価指数がエネルギー、食料品を除く基調の部分も着実に上昇しており、長期金利を抑制するための日銀による国債の買い入れも増大するなど、政策は転換点に近いと思います。

 10日には、「佐渡の日」にちなんで、金山の世界遺産への登録機運を盛り上げようと、私が座長を務めるPTが主催し、党本部で物産展が開催されました。花角新潟県知事、渡辺佐渡市長も出席され、佐渡産コシヒカリなどが販売されました。

 週末、地元に戻って11日(土)は南砺市井波地域で、一般社団法人ジソウラボの、街づくり活動の現場を訪問しました。島田さん、藤井さん、山川さんなど、地域の若手世代の有志が業種の垣根を超えて連携し、空き家をリフォームした新規開業を40軒以上に拡大されています。宿泊施設、クラフトビール、パン屋、香油製造など、瑞泉寺の門前町、木彫刻の伝統といった地域の特性も生かしながら、市外からも人材を呼び込み、起業事例を積み重ねています。党社会的事業特別委員会で議論している立場でも大いに参考になり、何より元気をもらえる良い時間を過ごせました。午後は金沢市で北陸地方郵便局長会の総会に出席、12日(日)は党南砺市井口支部総会にて国政報告の機会を頂きました。県議選告示を31日(金)に控え、統一地方選での勝利に向けて頑張っていきます。

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