国政報告(第395号)

 9月に入りましたが、東京は残暑も感じさせない涼しい日が続いています。引き続き、天候不順が心配されます。

 先週は8月30日(水)夜に地元に戻り、31日(木)は毎年6市回り持ちで開催している党第三選挙区支部の「ふるさと対話」を氷見市で行いました。石川県選出の山田修路参議院議員に出張をお願いし、農業関係を城飯久保公民館漁業関係を水産センターと、2会場にて参加された皆さんと語り合いました。農業についてはイノシシの被害が深刻で、柵の設置や個体の捕獲に対する補助の継続など対策の一段の強化を求めるご意見を頂きました。山田議員が国の鳥獣被害対策についてまとめた資料を持参下さり、新年度の予算要求でも1.5倍の要求額となっている旨、お知らせしました。来年度から米の生産調整が廃止され、10アール当たり7500円の直接支払交付金が無くなる点にも不安の声が挙がりました。我が国の米の需要量が当面年8万トンづつ減少する見通しが変わらない中、自主的な生産調整の継続や、ハトムギなど転作作物導入の努力で需給を均衡させ、「富富富」のような単価の高い高級米のブランドを確立することが必要だとお答えしました。

 漁業については、国際的にクロマグロの資源量回復のための漁獲量制限のルールが合意されている中、定置網にどうしても入ってくるクロマグロの水揚げ高が制限値を超えてしまい、休漁を余儀なくされる問題が出されました。ここでも山田議員の資料により、まき網と定置網の割当量を調整するなど支障が出ないよう国も努力している現状をお話しました。気候変動の影響等により、富山湾内の漁獲量全般が低迷していること、消費者のし好の変化により水産加工品への需要も落ちていることなど、地場で抱える悩みも率直に聴け、活路を見出す努力をしなければ、との思いを強くしたところです。

 1日(金)は南砺市井波で木彫刻コンクールの開会式2日(土)は私の母校である高岡市立志貴野中学校の校舎新築工事竣工式3日(日)は万葉線電停のドラえもんラッピングの披露式(公社)富山県鍼灸マッサージ師会の結成70周年式典と行事が続きました。週明けの4日(月)に上京し、今週は8日(金)まで5日間と、通常ベースの東京滞在に戻りました。5日(火)は副幹事長会議、6日(水)は選挙対策委員会と、新役職の定例会に出席しました。先月末に参議院の人事も固まり、衆参揃っての「顔合わせ」となりました。副幹事長の分担も決まり、私は選挙と党組織を担当することになりました。当面は10月22日(日)投票日の3選挙区での衆院補選での勝利が課題です。また、6日(水)は県立高岡支援学校、7日(木)は県立高岡高等支援学校の生徒の皆さんが国会を訪問してくれました。これらの傍ら、新年度予算概算要求内容のレクを各省庁の担当課から受けながら、臨時国会に備えています。

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