国政報告(第584号)

 6月27日(日)に告示され、4日(日)に投票日を迎えた高岡市長選は、角田ゆうき氏が当選されました。党市連が候補者として選考、推薦した米谷和也氏は次点となりました。私も米谷選対の最高責任者として努力しましたが及びませんでした。この間、候補者ご本人は強靭な精神力と体力で厳しい日程をこなし、有権者に懸命に訴えられました。また、渡辺総括責任者、山本本部長、川島企画局長、狩野幹事長始め県・市議の皆さん、後援会、市民有志の皆さんなど関係者も市民の皆さんへの浸透に努めましたが、三つ巴の接戦から最終盤に角田氏が抜け出し、差を拡げた形になりました。責任者として、有権者の審判は重く、支持を拡げられなかったことを反省し、米谷氏や関係の皆様に申し訳なく思います。また、党県連の一員として、富山市長選に続く勝利を実現できず、お詫びします。角田新市長の下、市政の新たな前進に、持ち場で協力して参ります。

 3日(土)に静岡県熱海市で発生した豪雨による土石流では、これまでに4人が亡くなられ、安否未確認の方が64人に上るとのことです。近年、夏場のゲリラ豪雨や線状降水帯による大雨など、水害が多発する中、この災害でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。この上は、早期に安全が確認されることを念じます。改めて、災害危険箇所の特定と必要な対策の充実を要望します。

 コロナウイルス対策については、県内の高齢者のワクチン接種については、先週末で1回打ち終えた方が65%を超え、2回を終えた方も3人に1人に達しています。県内感染者数ゼロの日も2日間続くなど落ち着いてきて、県は3日から警戒レベルをステージ1に引き下げました。全国的にもワクチン接種が進展し、1回目の接種者が3千万人を越えました。自治体の取り組みも軌道に乗り、一日百万回接種の目標もクリアされました。しかし、モデルナ社のワクチンを使用した企業・職域集団接種については、申請が殺到し、供給力を上回ったため、6月25日(金)で申請受付が停止されました。自治体・医師会の協力体制を基本にすべきこと、安定供給が見込める国産ワクチンの早期製造を図る事が課題です。一方、県別の感染者数を見ると、東京都が徐々にリバウンドする傾向にあります。このため、重点措置の再度延長(1か月程度)、東京五輪の無観客開催など感染抑止の対策が取り沙汰されています。ただ、都の感染者の内訳を見ると、20代が3割を占めるなど、高齢者からシフトしており、ワクチンの効果が見えてきた一方、デルタ株など感染力を増した変異ウイルスの振る舞いが懸念されます。

 今週からは、再び東京での活動を主力に、党東日本大震災復興加速化本部の提言づくりや、新年度予算の概算要求基準の議論などに参画していきます。

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