国政報告(第583号)

 6月も最終週となり、夏至を過ぎて梅雨空と夏空の交錯する毎日です。国会が閉会し、先週は23-4(水-木)日のみの上京で、党政務調査会の会議に出席、司会を務めました。

 23日には総務部会・情報通信調査会の合同会議で、総務省の情報通信白書の案を了承しました。5G、デジタル化などまさに日進月歩の分野で、国民の情報通信機器の活用状況も大きく変化しています。いかに対応・活用するか、行政の効率化、経済の成長等、様々な面からの政策対応が求められており、当局の努力に期待する発言が寄せられました。併せて、来年度予定されている電波利用科の見直しに向けた懇談会の検討状況も聴取しました。

 24日は沖縄振興調査会のヒアリングが午前・午後の2回ありました。今年度で10年間の沖縄振興計画が期限切れとなるため、新たな振興策のあり方を議論するべく、小渕会長の下、17回にわたるヒアリングを重ねてきて、その最終回となりました。この日の1回目は、若手経営者の視点からアフターコロナの観光施策や若年層の貧困への効果的な対策について、ご意見を伺いました。2回目は、カーボンニュートラルを目指す下での沖縄での発電事業の在り方や、製造業の振興策について伺いました。今後は、コロナウイルスの状況も見ながら、早期に現地に伺い、意見交換を持つ予定です。

 コロナウイルス対策については、県内でも高齢者のワクチン接種が進んでいます。先週末で1回打ち終えた方が6割に近づき、2回終えた方も4人に1人に達しています。立山町から64歳以下の方への接種も始まり、県主催の集団接種も、高岡会場では教育・介護等の職種の方々が対象となっています。28日(月)には、94日ぶりに県内での感染者がゼロとなるなど、接種の効果発現が期待されます。一方、欧州ではデルタ株と言われる変異したウイルスが流行し始め、ワクチンを2回接種しないと十分な免疫力を獲得できないとの報道もあります。東京圏では感染者数が再び増加傾向にあり、東京オリンピック・パラリンピックの開催方法など、注意深い対応が必要と思います。

 週末の地元では、26日(土)に南砺市福野地区にて、となみ青年会議所の50周年記念式典が、コロナ対策を施して開催されました。本来は昨年開催を計画されながら、見合わせて来られた由。この時期のイベント開催には、主催者の皆さんのご苦労が大きいと思いますが、それだけに、OB会員も含めて一定の方々が集い、想いを新たにされる機会は貴重であり、意義深いものだと実感しました。27日(日)には高岡市長選が告示され、一週間の選挙戦に入りました。このため、今週は7月1日(木)を除いて地元滞在となる予定です。各市の来年度に向けた要望事項を整理し、来週からの東京での活動に備えます。

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