国政報告(第599号)

 ここのところ、秋晴れの日が続き、コロナウイルスも収まって、晩秋を前に一息つきながら、明後日(10日(水))の特別国会召集を待っています。会期は3日間で、正副議長の選挙、岸田総理への首班指名のみ行い、実質審議は臨時国会に回す予定です。

 先週は、上京早々に平井全国知事会長から補正予算でコロナ対策の地方創生臨時交付金を2兆円増額するよう要望を受けました。党の新人事が出るまで、政調の総務部会長の職務を遂行する中での対応です。「第5波」がほぼ終息したことから、北陸新幹線の乗客も回復の肌感覚があり、東京の各ターミナルにも人が溢れています。知事会の要望は、感染予防や医療体制の一層の充実を図りながら、社会経済活動の再開に向け、キメ細かい対策を講ずるための自治体の所要経費への手当てを求めるもので、予算化に努力します。

 5日(金)に地元に戻り、6日(土)は射水市議会議員選挙に向けて党推薦・支持の候補予定者の陣営を激励訪問しました。7日(日)、市長選・市議会議員選挙が告示され、夏野元志市長の出陣式に出席しました。同日、無投票で無事4選を果たされました。

 再び新幹線で上京し、本日(8日(月))は砺波土地改良協議会の岩田会長ほか皆さんに同行し、宮崎農林水産政務官に農地整備事業の促進を要望しました。近年、水田の大区画化への要望が高まっており、事業採択を待つ地区が管内では23地区に上っています。予算の総額確保が何よりも必要であり、補正予算を含め、党側でも努力します。コロナウイルスが落ち着いた事で、この後も富山からの各種団体の上京予定が相次いでおり、久々に会館も活況を呈してきました。できるだけ都合を付けて対応するよう心掛けます。

 総選挙を受けて、目下、党人事が進められており、来週には新たな政務調査会の体制で補正予算の議論がなされるものと思います。コロナ感染の再拡大の有無について、確たることは言えませんが、欧州では気温が下がるにつれて感染者数が増加している一方、インドなどアジアでは落ち着いているようです。また、接種率が8割を超えた国では効果があり、3回目接種も有効のようです。8日現在、我が国のワクチンの1回以上接種者の国民に占める割合は、77.9%、2回接種者が73.7%で、もう一段の前進とともに、12月からの3回目接種の効果が期待されます。社会経済活動については、冒頭に記したように、自発的な動きが活発化しており、感染予防と両立させながら行き渡らせていく手立てが必要です。金銭給付については公明党の案が出ていますが、「困窮する方々への一段の底支え」という目的に照らし、内容の吟味が必要です。さらに、燃油や原材料価格の高騰が事業活動に影響を及ぼし始めており、経済安全保障の観点から、事態の正確な把握と対策が求められています。もろもろ含めて、党内議論に参画していきます。

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