国政報告(第270号)

 「三寒四温」とも言いますが、週の半ばから東京も急に寒くなり、富山では大雪警報も出た由、大事には至らず良かったです。先週末は7日(土)に高岡市の中川和田線の開通式に出た後、上川法務大臣をお迎えしての砺波市連女性部講演会に参加しました。公務お忙しい中、日中だけの慌しい来県でしたが、砺波名産のチューリップを地方創生のタネとして高く評価頂きました。講演では、安倍政権の方針である女性活用・活躍の大切さについて分かりやすいお話を頂きました。

 私も7日のうちに上京し、8日(日)は総選挙のために例年より1カ月半遅い党大会に出席しました。2年間の与党としての政権運営を振り返り、来る統一地方選に勝利して、政策をさらに実現させていこうと誓い合う場となりました。9日(月)からは予算委員会も最終局面となり、総務委員会でも地方交付税法・地方税法の審議が進められました。この間、9日には昨年6月から9カ月ぶりに質問に立つ機会を頂きました。野党時代から通算して80回目となり、恒例の万葉集の朗唱から始めて20分間、8問をこなしました。地方自治体の税・財政については、平成16年に高岡市長に就任させて頂いて以来の関心事です。そこで、総額の確保、臨時財政対策債の抑制などに加え、総務大臣政務官在職時から後押ししている電子政府の取り組みについて、税や自動車登録の現場で進んでいるICT化の動きを取り上げました。市役所から確定申告のデータを税務署に電子的に送る、自動車の新車登録・納税をワン・ストップ・サービスで行うなど、良い取り組みを披露し、高市総務大臣のこれからも頑張るという決意表明で時間内に無事収まりました。

 10日(火)には東日本大震災復興特別委員会にて竹下復興大臣の初信を聴取しました。11日(水)には国立劇場でチェックを受けた後、震災四周年追悼式典に参列しました。天皇陛下のお言葉、被災3県の遺族代表の追悼の言葉など、今なお避難したり、仮設住宅にお住まいの方も沢山いらっしゃる現実を否応無く感じさせられました。そこから、「明日に向かって生きる」という前向きの気持ちに変えていかなければ。。との感想です。

 12日(木)に予算委員会で一般3時間・集中4時間の審議があり、13日(金)の締めくくり質疑・採決で与野党が合意し、ようやく衆議院の出口が確定しました。この間の論戦では、国から補助金を受けて1年未満の企業からの寄付の自粛が提起されましたが、ともかく法令を遵守して職責を全うする気構えで臨まなければ、と自戒しています。

 予定通りなら、明13日(金)の17時目途に本会議があり、予算案と国税・地方税関係法案が参議院に送付されます。来週からは舞台は参議院の予算委員会に移ります。国対副委員長としては、所管の総務委員会と東日本大震災復興特別委員会で残りの案件処理が課題となります。14日(土)から始まる新幹線新時代に希望を抱きつつ、今週の報告とします。

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