国政報告(第533号)

 夏至も過ぎて、6月も最終日となりました。先週からは概ね以前と同様の東京・富山の行き来となり、国会閉会を受けて、コロナ対策や、概算要求に向けて政策の議論などの会議に出席しています。

 23日(火)の午後に公共交通議連(赤澤亮正会長)の総会があり、鉄道(島根県一畑電車)、バス(静岡県遠鉄バス)、タクシー(東京ハイヤー・タクシー協会)の方々から、コロナウイルスで被った影響について現場の声を聴かせて頂きました。第2次補正で地域公共交通における感染拡大防止対策として138億円が措置され、自治体向けの「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の使途にも挙げられるなど、地域社会になくてはならぬ事業としての配慮はなされているものの、乗客の急減に伴う売上減少の影響は甚大です。元々、人口減などにより、厳しい経営を強いられ、設備更新もままならない環境下に置かれていた訳で、継続的な支援を求める決議を行い、政府に申し入れる事となりました。

 24日(水)の午後は、党東日本大震災復興加速化本部の額賀本部長に同席して、内堀福島県知事の新年度予算要望を受けました。谷公一事務局長が事故で入院されているため、2度復興副大臣を務めたご縁もあり、代理出席しました。発災11年目となる来年度からは、新たな復興期間の中でとりわけ福島県浜通りの原子力災害被災地域の復興に力を入れていく重要な時期であり、ご要望の実現に、党の一員として努力していきます。夕刻には、沖縄振興調査会の役員会もあり、小渕会長の下、新年度に向けて、翌25日(木)の調査会会議に提示する提言案を議論しました。沖縄は、昨秋の首里城の焼失に続き、コロナウイルスで観光産業に多大の打撃を受けており、改めて厚みのある産業の育成の必要性が痛感されます。離島対策、基地跡地の活用、子どもの貧困対策などにも目配りしました。

 25日の朝一番の新幹線で富山に戻り、地元6市の新年度予算要望の把握に努める一方、26日(金)には高岡市の末広開発株式会社の株主総会・取締役会に出席し、代表取締役会長を拝命しました。会社が管理・運営するビル、「ウイングウイング高岡」も開業16年を超え、安定経営の果実は、中心市街地の活性化や、オタヤセリオビルの活用に活かされています。高岡市の「まちなか再生」に向けて、努力を続けます。

 28日(日)は、朝に第3選挙区支部の総務会に出席し、約3か月ぶりに、地元の市議や党幹部の皆さんと顔を合わせることができました。続いて、「松村精神を学ぶ会(四方正治会長)」との共催で、国会の大事な先輩である赤澤代議士をお招きしての講演会を開催しました。我が国の当面する危機、すなわち重要課題を列挙され、的確な対処方針を歯切れよくお話頂き、一同、大いに感銘したところです。赤澤先生に感謝しつつ、心新たに7月も頑張ります。

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