国政報告(第609号)

 季節は寒の候、何度か大雪に関する情報が出され、富山など雪国は雪に囲まれています。この時季は、上京する度に、日差しのまぶしさ、青い空、くっきりとしたビルの稜線を新鮮に感じます。ただ、今日(26日(水))は明け方まで雨模様のまま、曇天の下、かすかに春の兆しも感じます。国会は先週で各党代表質問を終え、週明けの24日(月)から衆院予算委員会での審議が始まりました。党本部でも、国会提出法案の審査など会議が続々と開かれ、議員会館と往復する毎日です。

 先週からの自分の動きを振り返ると、20日(木)朝、総務部会と東日本大震災復興加速化本部総会があり、新年度に向けた地方税法、地方交付税法の改正案と福島復興特措法改正案が了承されました。昨年度と今年度の国の税収が上振れしたため、地方交付税の原資も増え、新年度に自治体に配分される交付税も増加します。この分、地方の債務残高が減る見通しで、自治体の財政運営に資すると思います。福島法は、浜通りに国際教育研究拠点を構築しようとするもので、福島第一原発の廃炉に向けたロボット技術を始め、スマート農業やドローンの開発などをテーマとします。我が国の産業を先導するとともに、地域の活性化、さらには将来を担う人材の育成に資するべく、国立の研究機関や大学の協力も得る予定です。

 21日(金)の朝は、災害対策特別委員会豪雪地帯対策PTで司会を務め、豪雪地帯対策特措法改正案の骨子を議論しました。法制定から60年が経過していることから、国土強靭化や克雪・利雪・親雪の理念規定を盛り込み、近年目立つ、除雪作業中の事故、基幹道路での立ち往生、農業ハウスの倒壊などの防止を念頭に、改正案を起草することになりました。

 地元に戻って、22日(土)朝、党砺波市連女性部の新春の集いに出席しました。コロナウイルスの影響で、懇親会は中止となりましたが、2年ぶりの開催で、昨年秋の総選挙の御礼を含め、挨拶の機会を頂きました。23日(日)が61歳の誕生日だったため、齊藤部長からサプライズで花束を頂戴し、ご厚情に感じ入りました。

 今週に入って、25日(火)朝、選挙制度調査会役員会があり、選挙執行経費基準法等改正案を審議、了承しました。3年に1度、参議院選挙の年に単価など必要経費の基準を見直すもので、移動期日前投票所やコロナ対策の経費規定が盛り込まれています。

 ざっと1週間を振り返りましたが、この間もオミクロン株の感染者数は急増しています。「第6波」に対応して34都道府県にまん延防止等重点措置が発出され、富山県もステージ2となりました。医療従事者に続き、高齢者への3回目のワクチン接種を急ぎ、経口薬を活用し、医療ひっ迫を避ける手段を講じ、社会経済活動への影響をできるだけ回避することが望まれます。次号以降も注視します。

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