国政報告(第635号)

 先週は天候が不順でしたが、どうやら夏空が戻ってきたようで、今日(25日(月))の東京は朝から気温が上昇しています。昨夜は鹿児島県の桜島の噴火で気象庁の警戒レベルが5に引き上げられました。大事にならないよう念じています。

 22日(金)は朝の内に東京を出て、富山市八尾地区で開催された国道471号期成同盟会総会に出席しました。岐阜県高山市から富山市・南砺市・砺波市・小矢部市を通って、石川県羽咋市に至る広域幹線道路です。富山市八尾、南砺市利賀、砺波市庄川を結ぶ区間は難所が多く、利賀ダムの工事用道路を兼ねるトンネル掘削、八尾の栃折地区の改築など着実な事業実施を応援していきたいです。

 23日(土)はJCHO高岡ふしき病院を支援する会が3年ぶりに開催され、出席しました。高齢化が進む高岡市北部地域の実情も踏まえ、介護との接続も見据えた地域連携や訪問診療・看護に力を入れることで、120床の入院病床を維持し、特色ある医療機関として頑張っていく旨、高嶋院長先生始めスタッフの皆様からの説明がありました。国が県単位での地域医療構想の推進を求める中、その方向性を踏まえ、地域特性に対応した病院経営を目指される姿勢に共感し、住民の健康・安心の基盤としての機能発揮を期待します。同日夕刻、第8回対話集会を高岡市御車山会館で開きました。市内で祭礼行事に関わる方々に出席頂き、コロナウイルスを乗り越えて次世代に伝統行事を引き継いでいく上での課題・対応を語り合いました。地域、特に若者世代の関心をいかに高めていくか、女性の役割は伝統に反しても拡げて良いのではないか、出席者間でも意見交換が続きました。国も昨年度の補正予算で、コロナウイルス対策として、文化財指定の有無に関わらず、用具の修理、行事の継承などを特例的に補助しました。毎年続けることは困難でしょうが、自治体レベルも含め、地域コミュニティの柱ともなる祭礼行事に様々な支援を工夫して行く事が望まれます。学校の課外活動での見学、さらには、現在、準備が進められている部活の地域移行の中で、囃子や舞踊の練習などを取り入れていくことも考えられます。

 24日(日)の渡辺守人県議会議長就任祝賀会は、コロナウイルスの感染拡大に応じて飲食を伴わない形となりました。祝辞を述べさせて頂いて上京しました。今週も、感染者数の増加が予想されますが、医療現場への負荷を慎重に見極めつつ、対策を取っていくものと思います。幸い重症者が出にくいことから、国も濃厚接触者の待機期間を短縮するなど、スタッフが出勤できる環境を拡げる方針を打ち出していますが、感染症法の扱いを2類から5類に緩めることも検討すべきと思います。感染者数のピークアウトがいつごろになるかも関心事ですが、来月上旬位でヤマを越せば、明るさも出てくるものと期待しています。

カテゴリー: 国政報告 パーマリンク