国政報告(第825号)

 6月に入って早速台風6号が本州に上陸し、線状降水帯による被害も発生しました。被災された方々にお見舞い申し上げます。気象庁が新たな防災気象情報を導入して初めての運用となり、確認された課題は改善し、より良いものになればと思います。

 一方、中東情勢は、米国とイランの協議が膠着しており、ホルムズ海峡の航行の安全が回復せず、日本船舶も38隻がペルシャ湾内に留まっています。石油関連製品の安定供給と価格変動への対策が引き続き課題となっており、目詰まり対応は、赤澤大臣の指揮の下、国の出先である経済産業局と地方整備局で個々の事案を受け付け、解消に努めています。具体的な仕入れ先などを伝えて頂ければ、川上までサプライ・チェーンを遡って、従前通り供給するよう要請しています。政府では、大本の原料であるナフサの供給が足りていることを確認しており、関係者には必要以上に在庫を貯めることの無いよう呼び掛けています。

 価格変動については、ガソリン、軽油について3月19日(木)から一定価格以下になるよう元売りに補助金を出しており、現在は1L当たり33.3円を支出しています。また、エネルギーや石油関連製品の価格上昇が家計や事業に与える影響も懸念されることから、まずは夏場の7~9月の電気・ガス料金を補助することになりました。このため、総額3兆1135億円の補正予算が編成され、国会に提出されました。3日(水)の衆参本会議で質疑の後、4日(木)に衆院、5日(金)に参院の予算委員会で審議され成立を見ました。内訳は、新設された「中東情勢等対応予備費」に2兆5千億円、予備費に5135億円、自治体向け「重点支援地方交付金」に千億円となっています。自治体向け交付金は特別高圧電気料とLPガス代の補助が主目的ですが、従前通り、自治体の判断で物価高騰の影響を受ける生活者・事業者への支援に充てることが可能です。

 今回の予算審議では、ガソリン、軽油の補助をいつまで続けるのか、財政への影響を念頭に議論されました。今の補助金の水準だと一か月に3千億円の支出となること、また、車に乗らない方との兼ね合いもあり、高市総理からも「今後必要に応じ、支援の単価も含めて在り方を柔軟に検討する」との答弁がありました。物価高騰への対策や若者世代の可処分所得を増やす方策など、今後の中東情勢の推移も見ながら総合的に検討する必要があると思います。

 2日(火)朝は、新田知事、筱岡議長、山崎副議長から新年度予算に向けた県要望を伺いました。老朽化するインフラの維持補修など、必要な投資の原資は国の地方財政対策にも盛り込んでいく旨、伝えました。また、県農業会議の皆さんとの意見交換会にも出席しました。週末の地元では、南砺市上平地区にて第39回ミニ対話集会を開催しました。内容は次号にて報告します。

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