国政報告(第658号)

 この冬は、昨年末にドカ雪に見舞われたものの、その後は暖かい日が続き、大きな雪の山もいつの間にか消えてしまいました。今週末からはまた寒波襲来との予報も出されていて、立春までは要注意でしょうか。国は昨年末の降雪時の除雪費用について調査に入っており、雪雲の通り道となって特に積雪が多かった県西北部の自治体について、補助金が出れば、と思います。

 前号で綴ったように、この度、党の「佐渡島の金山の世界文化遺産登録実現を目指すPT」座長を拝命し、11日(水)の初会合に出席しました。江戸時代から明治期にかけて、世界でも屈指の金鉱山として隆盛を極めた佐渡島の金山をユネスコの世界文化遺産に登録するべく、政府において提案書の準備が進められており、2月1日(水)の提出期限を前に、状況の報告を受け、党としても円滑な登録が実現するよう後押しをしていきます。これまでに韓国が、太平洋戦争末期に朝鮮半島から金山に労働者が入っていたことについて、先に世界遺産に登録されている「明治日本の産業革命遺産」との兼ね合いで意見を表明しており、我が国としても適切に対応して、円満な環境下で登録できるよう党の立場で努力します。

 13日(金)朝に新幹線で北陸に戻り、金沢福光連絡道路整備促進期成同盟会会長として、午前に石川県庁で馳知事に、午後には富山県庁で新田知事に面会、要望しました。石川1区選出の小森代議士、村山金沢市長、田中南砺市長ほか、関係の両県県議会議員、両市市議会議員にも同行頂きました。令和6年春にも供用開始される東海北陸自動車道の城端スマートICとその周辺整備も考慮に入れ、金沢市の湯涌温泉を拠点とした周遊観光ルートとして、能登、飛騨、信州へのアクセス改善も目指し、冬季間の通行止め解消などバイパスを含め、本格的な調査、整備の実現を求めました。馳知事は、一昨年まで同盟会の会長代行として共に活動した経緯もあり、本年5月のG7教育大臣会合の共同開催など、富山県との連携をさらに強化するよう頑張りたいと応じて頂きました。新田知事からも、現地調査を継続しながら、交通量の拡大に応じて整備を検討したい、との答でした。17日(火)には同様のメンバーで国土交通省など中央各所へも要望しました。

 このほか、週末には県板金工業組合、射水商工会議所党県連女性部氷見青年会議所県鍼灸マッサージ師会高岡商工会議所と、各団体の新年会に出席、挨拶しました。いずれも、コロナウイルス対策を取りながら、3年ぶりに出席者がともに飲食しながら語り合う形式での開催に努力されており、主催されている皆さんに深く感謝してのありがたいひと時でした。

 16日(月)に上京し、永田町も23日(月)の通常国会召集に向けて、徐々に動きが出てきました。来週も報告を続けます。

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