国政報告(第841号)

 台風25号に続いて心配された26号の影響は関東地方では少なくて済み、35日間連続した降水の記録は止まって秋晴れの10月を迎えました。5日(月)の臨時国会召集を前に委員会の割り当ても決まり、引き続き総務委員会の筆頭理事を務めます。

 先週末の9月27日(日)の慶友会総会の国政報告にて、当面の内政・外交の課題について話しました。食料品など生活物資の物価高に対応し、高市内閣は食料品の消費税率を2年間、8%から1%に軽減し、その後は低中所得者向けの「就業者負担軽減支援金」に移行する方針を決めました。2年間に限定するので、必要となる財源10兆円の捻出はこれからの議論ですが、最近の税収の上振れ傾向に鑑み、大幅な制度改正無しに手当てできるのでは、と見ています。一方、中東情勢の影響による原油価格高騰に対応するガソリン価格補助は、足元では1リットル当たり50.7円と高水準が続き、政府支出は月間5千億円となります。国際的な事態の早期安定化を願いつつ、限られた財政資源をいかに有効に配分するかが年末の予算編成の課題だと思います。併せて、新年度からの当初・補正予算一体化を踏まえ、まだ手当てされていない今年度後半の国土強靭化、農業基盤整備、学校施設改善事業費の取り扱いを注視しています。石破総理の外交も振り返り、安倍総理以来のFOIP(自由で開かれたインド太平洋)構想など良き遺産を継承しつつ、価値観を共有する諸国と連帯した我が国外交の展開を期待して話を終えました。

 29日(火)は党中小企業・小規模事業者政策調査会の視察に同行し、井波彫刻組合の皆さんと意見交換した後、まち歩きをしながら「ジソウラボ」の取り組みを伺いました。瑞泉寺の再建に端を発し、250年の伝統を誇る井波彫刻ですが、元来主力だった欄間や天神像などが建築様式の変化により売り上げが落ち、文化財の修理を始め新たな分野の開拓が課題となっています。優れた技に魅かれて弟子入りしようと志す若者は地域内外に確かにいるものの、仕事量が確保できないと後継者育成もままならないとの悩みを伺いました。一面、100人近くの彫刻師が集まっている井波の強みは全国的に認識されており、その振興策を産業面、文化財面で練っていく必要を感じました。まち歩きでは、明確なビジョンに基づいて空き家をリノベーションし、適切な業種を開業・誘致したり、宿泊機能を持たせるなど、街の再生に向けた皆さんの粘り強い取り組みに福田達夫調査会長ほか参加議員も感銘を受けていました。同日夕刻、富山市にて党県連職域・友好団体との懇談会に出席しました。

 週末の3日(土)は、大伴家持卿顕彰祭、万葉集全二十巻朗唱の会と故地交流会、県電気工事工業組合80周年記念大会、4日(日)は宮本県消防協会長就任祝賀会に出席しました。いよいよ週明けから国会です。高市総理の演説、代表質問など報告して行きます。

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